摘要
本稿は対義関係に否定が絡んだ時の言語現象を1.関係の概念;2.動作性の概念;3.形情性類の概念;4.接頭辞が付く対義語の四つの角度から検討する。その結果、関係の概念、動作性の概念、否定辞付き対義語の一部において対義語の間に対立関係が成立する時と形情性の概念及び否定辞つき対義語の一部において対義語の間に矛盾関係が成立する時に、一方の否定が他方を帰結する関係が成り立つことが明らかになった。また何れの場合も表現の間接性と関係するが、中間項を許す後者の場合にその効果が一層大きいことも明らかになった。
出处
《西南民族大学学报(人文社会科学版)》
CSSCI
北大核心
2012年第S1期173-177,共5页
Journal of Southwest Minzu University(Humanities and Social Sciences Edition)